アイスピグ工法
アイスピグ洗浄工法はイギリスのブリストルで誕生した配管洗浄工法です。
パイプラインに特殊アイスシャーベットを注入しアイスのピグを形成します。それをパイプラインの水流で押し流すことで管壁の汚れを除去し、シャーベットと一緒に管外に排出して洗浄します。使用するシャーベットの原料は水道水と食塩のみであり、ピグが詰まるリスクはありません。
複雑な形状の配管や長距離の洗浄が可能で、アイスピグを注入、圧送した後に回収すれば洗浄完了となるので、短時間で施工が可能です。
施工例
浄水施設内のパイプライン流量の減少により発注となりました。生活水に関わる施設であるため、アイスピグ工法が人体に害の無い材料で洗浄するという点を評価して頂きました。現場作業は洗浄して完了となるため、工事の成果が見えずらい点が心配でしたが、洗浄中に押し出された夾雑物のサンプリングと、管内カメラにより洗浄の成果を確認することができました。
施工担当者
佐藤 元紀
施工 | 技術開発室 |
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名称 | 送泥配管清掃業務 |
施工地 | 新潟県新潟市江南区阿賀野川浄水場構内 |
発注者 | 新潟市水道局 |
設計・監理 | 五十嵐建設工業株式会社 |
着工年月 | 2020年4月 |
竣工年月 | 2020年7月 |
規模 | ダクタイル鋳鉄管 φ200 ビニルライニング管 φ100 L=800m |