Sto乾式吹付工法
Sto乾式吹付工法は、補修事業の先進国ドイツにて開発された断面修復工法です。
プレミックスされたモルタルを圧縮空気により搬送、ノズル先で水とミキシングし、高速のまま母材コンクリートに吹付けします。吹付時の衝撃で母材コンクリートに強固に付着し、密実な断面を形成します。
Sto乾式吹付工法では、独自のサイロ供給システムにより、材料送りを自動化して省力化が可能です。
施工業者は2023年時点で全国各地に60社以上、国内の施工実績は1000件を突破しました。
施工例
現場は用水路の内部に足場を組み、損傷した水路床版を補修する工事です。通常のモルタル作業では、練り終えた分は当日に使いきり、機械も念入りに清掃を行う必要がありますが、Sto乾式吹付工法では吹付け直前まで材料の練混ぜが行われないので、作業の中断・再開が非常にスムーズです。補修箇所は点在していましたが、圧縮空気による高い搬送能力により、ノズル先を移動するだけで、段取り替えもスムーズに行うことができました。
施工担当者
佐藤 元紀
施工 | 技術開発室 |
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名称 | 南長岡駅構内第二福島江橋梁改修 |
施工地 | 新潟県長岡市宮内1丁目地内 |
発注者 | 日本貨物鉄道株式会社 |
設計・監理 | 五十嵐建設工業株式会社 |
着工年月 | 2022年9月 |
竣工年月 | 2022年11月 |
規模 | 床版下面 20.7㎡ t=70mm |